のぶです。相変わらずボストンで冬休みを過ごしています。 ビジネススクールはまだ始まっていませんが、 大学や他の大学院は始まっており、ハーバード・ スクウェア近辺には活気が戻ってきました。
今回は、ハーバードビジネススクールでの成績について書きたいと 思います。成績の付け方はごく簡単。それぞれのクラスで、 トップ20%ほどの生徒が1、一番下の10%の生徒が3、 その他の約70%が2というシステムです。成績の基準は、 クラスでの発言50%、試験50%となっています。
成績が上位5%の人は、卒業時にBaker Scholarとして表彰されるのに対して、( あまり知られていないですが) 一年生が終わった時に成績3を多くとってしまった生徒は、 コミティーにかかられて、 場合によっては強制休学となってしまうかなりシビアなシステム。 例えば私のセクション93人のうち、 2人が現在強制休学していて、何年か仕事をしてから、 また2年生に戻ってくるものと思います。
このシステムですが、ずっと前から続いていて、 今後も続いていくものと思いますが、 私は個人的にはもう少し改善できるのではと思っています。 特に停学させられた私のセクションの2人は、( 私が見ていた限り)他の学生と同様に優秀で、 唯一の共通点は発言が苦手で、 クラスでの発言回数が若干少なかったということ。 特にそのうちの一人とは親しかったのですが、 彼はとてもクリエイティブで頭が切れて、 いろいろ知的刺激を受けていました。
また、ハーバードビジネススクールでは、 最近数年リーダーシップとは何かということを考え直しているよう で、特に他の人の話を「聞く」ということが重要だと、 一年生の初めに教授が強調していました。その割には、 最終的には成績の大部分が発言数によって決まり、 発言回数が少ない人が強制停学というのは、矛盾しているのでは? というのが私の感想です。
今学期、 学長と朝ごはん一緒にするというプログラムに申し込んだので、 もし機会があれば、 この点ぜひ彼の意見を聞いてみたいところです。
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