2015年1月19日月曜日

ハーバードビジネススクールでの成績

のぶです。相変わらずボストンで冬休みを過ごしています。ビジネススクールはまだ始まっていませんが、大学や他の大学院は始まっており、ハーバード・スクウェア近辺には活気が戻ってきました。

今回は、ハーバードビジネススクールでの成績について書きたいと思います。成績の付け方はごく簡単。それぞれのクラスで、トップ20%ほどの生徒が1、一番下の10%の生徒が3、その他の約70%が2というシステムです。成績の基準は、クラスでの発言50%、試験50%となっています。

成績が上位5%の人は、卒業時にBaker Scholarとして表彰されるのに対して、(あまり知られていないですが)一年生が終わった時に成績3を多くとってしまった生徒は、コミティーにかかられて、場合によっては強制休学となってしまうかなりシビアなシステム。例えば私のセクション93人のうち、2人が現在強制休学していて、何年か仕事をしてから、また2年生に戻ってくるものと思います。

このシステムですが、ずっと前から続いていて、今後も続いていくものと思いますが、私は個人的にはもう少し改善できるのではと思っています。特に停学させられた私のセクションの2人は、(私が見ていた限り)他の学生と同様に優秀で、唯一の共通点は発言が苦手で、クラスでの発言回数が若干少なかったということ。特にそのうちの一人とは親しかったのですが、彼はとてもクリエイティブで頭が切れて、いろいろ知的刺激を受けていました。

また、ハーバードビジネススクールでは、最近数年リーダーシップとは何かということを考え直しているようで、特に他の人の話を「聞く」ということが重要だと、一年生の初めに教授が強調していました。その割には、最終的には成績の大部分が発言数によって決まり、発言回数が少ない人が強制停学というのは、矛盾しているのでは?というのが私の感想です。

今学期、学長と朝ごはん一緒にするというプログラムに申し込んだので、もし機会があれば、この点ぜひ彼の意見を聞いてみたいところです。

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