2015年1月29日木曜日

新学期が始まりました

のぶです。今週から冬学期が始まりました。2年生の私にとっては最後の学期となります。大雪で昨日は授業中止となりましたが、今日また授業が再開しました。

道でスキーをする人まで

ハーバードビジネススクールですが、1年生の授業は全て必須で、すべて同じ90人のセクションの人と受講、2年生は完全な選択制で自分の好きなクラスを受講となります。

今学期私が受講している授業の中で特に期待しているのは、Building and Sustaining Successful Enterprisesという授業。いくつかセクションがあるのですが、私は幸いクレイトン・クリステンセンというこのコースを作った教授のセクションに入ることができました。病気のためMBAの授業を教えるのは今年で最後とのことなので、すごく幸いだったと思っています。

クリステンセン教授ですが、ビジネススクール界の大御所で、イノベーションのジレンマという理論を考えたことで有名。ビジネス界ではなかなか大学の理論が実践に結びつかないと言われたりしますが、彼の理論はAppleのジョブスやAmazonのベゾスにも影響を与えたといわれています。

Clayton Christensen World Economic Forum 2013.jpg
Source: Wikipedia

授業は今日で二回目。体調があまりよくないということで、頭の働きが以前より遅くなったと言っているものの、授業の進め方は他のどの教授よりも抜群に優れていて、生徒のコメントにはシャープな突っ込みがたくさん入ります。また他の授業では「この教授、自分の教えている内容分かっているのかな?」と思うことが少なからずあるのですが、彼の場合自分が考え抜いた理論ということもあって、質問への回答も端的でノートをとりたくなるような発言が多々ありました。

また、特に私が好きなのは、彼が「教える」という姿勢で授業に臨もうとするのではなく、「一緒に生徒と考えよう」としていること。謙遜もあると思いますが、彼曰く生徒から学ぶことが沢山あり、授業の議論が彼の理論に影響を与えるとのこと。一方的に教えるレクチャー形式の授業に慣れていた私にとっては、本当の学びとは何かを教え知らされているように思えて、今学期の彼の授業がすごく楽しみです。

今後も彼の授業、また他に印象に残った授業についてブログで書いていきたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿